雇用側が人事異動の際にチェックすること

大きな医療機関の場合、毎年行われる人事異動というものはに意味があります。小さな病院であれば働くフロアが変わったり、席が変わる程度で済むケースがほとんどかもしれませんが、大きな病院の場合、診療科目が変わったり、ときには遠隔地の姉妹病院に飛ばされてしまうこともあるかもしれません。そのため、移動する部署や役職が変わることによって、自分の人生そのものが変わってしまう可能性もあります。

それでは、人事異動をする際、管理職や人事部がチェックしているポイントとは、一体どのようなところなのでしょうか?一つ目は、仕事の業績です。どのくらい病院に貢献しているのかということを、看護師長や病棟責任者からリサーチしているところが多いので、人となりを調べる前に、まずはそのような情報から移動対象者をピックアップする傾向になります。

次に、直属の上司による評価をチェックします。どのような態度で職務に臨んでいるのか、入職してから今までどのようなことをしてきたのか、患者への対応は適切であるかといったことを、細かくチェックされます。公平な上司だと正確に審査をしてくれるので、心配する必要はありません。

また、勤務先そのものを変わらなければならない異動を考えている場合には、既婚者であるのか未婚者であるのかによっても対応が異なってきます。そのため、上司には自分の生活環境の話をしておくと良いでしょう。ただし、人事異動の辞令は絶対に受けなければならないとは限りません。理由によっては移動を拒否できるケースもあるので、意に反した移動の内示が出た場合には、正式な辞令が出る前に上司と話し合うようにしましょう。