移動の対象になったときにやるべきこと。

社会人にとって、人事異動のシーズンは落ち着かないものです。それは看護師の場合も例外ではなく、様々な噂が立つことでしょう。それは致し方ないことですが、通常業務を怠らないよう集中しなければなりません。

ところで、自分が異動対象になった場合は、上司から内示を受けることになります。希望を出していたり、栄転の時は、大変嬉しく名誉に感じることでしょう。しかし、突然の異動辞令で、ましてや左遷とも受け取れるような場合には、恐らく困惑してしまうはずです。もし家族を養っている人の場合は、通勤可能なエリア外への移動になると、業務内容のみならず今後の生活についても考えなければなりません。とはいえ、人事異動は社会人である以上避けては通れないものです。何があってもおかしくはないのだと覚悟の上で仕事をする必要はあるでしょう。

そして内示を受けたら、異動の理由を素直に聞き入れ、心の整理をしましょう。内示の時点では周囲へあまり情報を漏らさない方が賢明かもしれません。社内の噂は恐ろしいスピードで広がっていくものです。ですから、正式に職場で公表されてから、周囲に話をし、引き継ぎと身の回りの整理に入るようにしてください。

ただし、どうしても自分の移動に疑問を感じたり、応じることができないと思った際は、内示の時点で上司に相談をしましょう。やむ終えない事情があれば人事異動を拒否できる場合もありますし、それが難しいときには転職という方法もあります。くれぐれも、納得できない場合は、うやむやににして流されないようにすることが大切です。